コバルトフリー指示シリカゲル

塩化コバルトを含まない指示シリカゲル
Heavy Metal Free Indicating Silica Gel

コバルトフリー指示シリカゲル


特徴

新しい指示シリカゲルは以下のような特長があります。

  1. 従来の塩化コバルトを使用した指示シリカゲルとは異なり、有害な重金属類を含んでいません。
  2. 従来の指示シリカゲルと同じように、青色から赤紫色へと変化します。

色の変化

乾燥状態では濃い青色、吸湿するに従って赤紫色へ変化します。
色の変化は、相対湿度10~40%の間で除々に変化します。また、能力一杯まで吸湿した後、常温では吸湿した水分を放湿することはありません。

初期状態
初期状態
RH20%
RH20%
RH30%
RH30%
RH50%
RH50%

(画像はあくまで一例です。実際のものとは異なる場合があります。)


化学組成および物性値

乾燥時:青色、吸湿時:赤紫色
表面積750㎡/g
平均細孔径25Å
かさ比重0.75g/ml
粒度1-3㎜(球状)

塩化コバルトに関する有害物資規制

REACH規則では発がん性、生殖毒性を理由に認可候補物質リストに収載されています。 日本国内においては、塩化コバルトは化学物質管理促進法(PRTR法)の第1種指定化学物質に指定されています。但し、対象は1%(Co換算)超となっており、従来の指示シリカゲルに使用されている含有量はこれを下回っているため、規制の対象にはなっておりません。